NCCからNanoに移行した際の委任ハーベストについて

cor0na ()
はじめましてコロナと申します。

NCCからNanoに移行した際の委任ハーベストのアカウント周りについて理解できないことがあります。
理解してらっしゃる方がいれば教えてください。

これまでNCCを使用していましたがNanoに移行しました。
NanoにNCCで作成した既存のアカウントをインポートして、Xemの残高や送受信履歴などが移行できました。
次にNanoで委任ハーベストをしようとしたときに、委任用アカウント(Remote account, Delegated public key, Delegate private key)の情報が
NCC上で表示されるそれと異なっていることに気づきました。これは正常なのでしょうか?
正常とすると、NCC上で見えるの委任アカウントとNano上で見えるの委任アカウントとの関係が理解できません。

また、私はSNも立ち上げていますが、SNのNIS設定にはNCCの委任アカウント情報を記入しています。
今後walletをNanoに完全移行するなら、NCCの委任アカウント情報は忘れるべき(SNの設定情報も更新すべき)なのでしょうか?

him0 ()
NanoWallet もしくは,NCC の表示のブレではないかと思います.
nembex の方で,アカウントの情報を確認すれば,現在の委任アカウントのアドレスが確認できますので,確認して見て下さい
http://chain.nem.ninja/#/account/

可能であれば,問題が起こっている wallet のアドレスを教えていただけると問題の特定ができるかと思います.

mizunashi ()
SNについてはテスト環境が無い為にテストした事が無いのですが、一般的に私が理解している委任ハーベスト の情報です。

委任ハーベストの状態や設定はNIS側が持っていますので、クライアントであるNCCやNanoWalle tは最悪データが壊れてしまっていてもハーベストされ続けます。この現象は、ウォレットを起動していなくて もハーベスとはされるという事象と同等と考えます。
NanoWalletでは、localStrageにその情報を持っています。多分ですがwitファイルに はその情報は入っておらず、新規に作ったNanoWalletや最近ですとChromeV55からV56に バージョンアップした際に、localStrage (Key: ngStrage-harvestingMainnetNode )が消されるという現象もあり、それらの場合にはハーベス ト委任先をウォレットが知る方法がありません。
この為、新規のNanoWalletやlocalStrageが削除されてしまったNanoWalletの 場合、デフォルト値等のサーバを仮に表示している可能性があります(表示上だけで実際に以前に委任契約を交 わしたところでハーベストは続いているはずです)。
正確には、以前委任したところをNanoWalletで設定しておけば、何もする必要は無いのではないか? と思っていますが、色々と移行作業で悩む事が無い様にNCCからNanoWalletに移行する際には、一 度委任を止めて再度委任する様にアドバイスをしております。

何かのヒントになれば幸いです。

cor0na ()
him0さん、mizunashiさん

ご回答ありがとうございます。
正常であればNCCとNanoとで委任アカウントは一致するということですね。
私は異なっているので何かがおかしいのでしょう。解決方法がありましたらお願い致します。

Walletのアドレスは次の通りです。
NCEHD5-OYP3LM-KIBXM4-X4TML6-W6EGCV-OV6LTI-EYMK

nembexで検索するとNCCの委任アドレスが確認できました。Nano側に問題がありそうですね。
ちなみにブラウザはChromeV55(64bit)です。
NCCとNanoのキャプチャをアップします。

■NCCのアカウント情報
NCC.png


■Nanoの委任アカウント情報
Nano.png

cameong ()
私自身、NCCを別のNCCに移行した際に、委任秘密鍵/公開鍵が以降前後で変化するという事案にあたりました。
それがNCCからnano の移行でも発生したのかなと類推されます。

>私は異なっているので何かがおかしいのでしょう。解決方法がありましたらお願い致します。
特に、おかしいところはないように思えます。
https://twitter.com/oratamah/status/828519668797231104 と言った事案も報告されておりますので
現状、nano側で委任ハーベスティングをしない運用で良いのではないでしょうか。

cor0na ()
cameongさん

なるほど。現状では既存アカウントを継承した場合のNanoでの委任ハーベストは問題が生じることがあるということですね。
おっしゃる通り委任ハーベストはNCCで実施することにします。

Nanoに一本化したかったので心残りではありますが、現状がわかりすっきりしました。
ありがとうございました。

liang ()
cor0naさん こんばんは 返信遅かったでしょうか・・。

私もSN構築済みのNCCからNanoに移行を考えていて、その前にまず予行練習としてNCCで委任ハーベストをした状態でNanoにインポートしてからSNを構築する順番を踏んだところ、その過程で下記と同じような状況に遭遇した為、その体験が参考になればと思います。


>NCC上で表示されるそれと異なっていることに気づきました。これは正常なのでしょうか?

正常だと思います。私も同じように、Nanoへインポートした際にNCCとは異なる委任用アカウントが表示されていました。
これはNCCのjsonファイルをNanoにインポートする際に、下記のような警告が表示されたと思います。
http://www.ocknamo.com/entry/2016/11/20/143331
ただ単にNanoで使用する子キーが生成された為、Walletのアドレスに2つの委任用アカウントが共存している状態です。


>おっしゃる通り委任ハーベストはNCCで実施することにします。

Nanoで委任ハーベスティングをしたい場合は、NCCの委任ハーベスティングをNano側で解除する必要があります。解除方法については、水無さんのツィート参考にしてください。
https://twitter.com/mizunashi/status/829329180219170816

NCC側の委任を解除しない状態でNanoで委任ハーベスティングを始めようとすると、上記オラたま!さんのようなエラーが出るようです。私もNCC側の委任を解除しないで、自分の新たに構築したSN用のNISを参照したら上記エラーになりました。

(ただ具体的な上記のエラー発生条件はまだつかめてません。NCCとNanoでかずさんのNISを参照して、NCC,Nanoで同時に委任ハーベスティングしたらエラーが出ずにNano側で6xemゲットしてました。NCCかNanoで委任解除せずにどちらかで自分のSNのNISを設定すると上記エラーが出るのかもしれません。)

今は問題なく、Nano側で委任ハーベスティングもできて、SNも動いてます。報酬はまだですが。。
https://supernodes.nem.io/history/search/liang4


>また、私はSNも立ち上げていますが、SNのNIS設定にはNCCの委任アカウント情報を記入しています。今後walletをNanoに完全移行するなら、NCCの委任アカウント情報は忘れるべき(SNの設定情報 も更新すべき)なのでしょうか?

NCC側の委任アカウント情報は取っておいたほうがいいです。
私もまだNCCで構築したSNをNanoに移行をやってませんがですが、順序としては、
1.NCC側の委任アカウントをDeactiveにする。
2.Nano側の委任アカウントをActiveにする。
3.自分のSNのNISの設定をNano側の委任アカウントキーに書き換える。
4.書き換えたNano側の委任アカウントキーをメッセージ送信する。

でしょうか、
SNのNCCからNano移行については、既にtennさんやオラたま!さんが成功しているようなので実施する際は聞いてみてはいかがでしょうか?私も聞くかもしれませんが・・。

ちなみにCrypto Apexが復活して地味にリニューアルしてるのでNCCがまた使われるかもしれませんね。

以上です。

(こんなトピックがあったとは知りませんでした。mijinフォーラムもチェックしておかないといけないですね。すっかりmijinフォーラムご無沙汰してました。)

liang ()
こんにちは かなり遅くなりましたが、SNを構築済みのNCCからNanoに完全移行するについて説明します。

前提として、NCCとはおさらばしたい。SNの報酬が2日くらいもらえなくてもいいよ。という方のみ実施し てください。
完了までは1日から1.5日です。作業作業は1時間もかかりませんが、待ち時間が長いです。私の実施環境は 下記になります。

■サーバ側■
centOS7.1 NIS:0.6.84
SN構築手順等はmateriaさんの記事を参考にしましょう。
http://x64.hatenablog.jp/entry/nem/supernode/serversMan
一般ユーザ:nem /home/nem配下:nemServer servant


■クライアント側■
Windows10 NCC:0.6.84 Nano:1.3.0 ブラウザ:Firefox
================================================== =====================
サーバ側の作業はすべてnemユーザで行います。

1.NISとservantを停止する
(人気のあるSNはNISを停止する前に一声かけたほうがいいかもしれません。)
$ ps ux
$ kill -9 (NISのPID) (servantのPID)

※nodeexplorerで自分のNISの下二つが111.11.XX.XXになって、停止していること を確認します。
https://www.nodeexplorer.com/

2. NCCでjsonファイルをエクスポートする
この時にNCCの委任アカウント情報を控えておきましょう。
export.png

3.Nanoにインポートする
NCCでエクスポートしたjsonファイルをインポートします
imort.png
この時にNanoで使用する委任アカウントキーが生成され、Nano内にNCCとは違う委任アカウントキー が表示されています。
image_144.jpg

4.NCCの委任アカウントキーをDEACTIVEにする
「カスタムされた公開鍵を使用」をチェックし、NCCの[SIZE=18px]委任[/SIZE]公開鍵を貼り付けます。
Deactive.png
※解除に12時間くらいかかりました。

5.Nanoの委任アカウントキーをACTIVEにする
ステータス:INACTIVEになっていることを確認して、Nanoの委任アカウントキーをACTIVEに します。
※6時間待ちます。ステータス:ACTIVEになったことを確認して、他の人のNISを参照して委任ハーベ ストでエラーが出ないことを確認します。

6.NISの設定を書き換えて、NISを起動する
$ vi ~/nemServer/nis/config.properties
※cwでインサートモードにしてNanoの委任秘密鍵を貼り付ける。

$ cd /home/nem/nemServer/
$ nohup ./nix.runNis.sh & (ログ不要なら > /dev/null & 追記)

2時間ほど待ってnodeexplorerでNISが起動していることを確認します。
https://www.nodeexplorer.com/
自分のIPの111.11.XX.XXのXX部分が表示されていれば、Nanoの委任ハーベストで自分のS NのIPを委任先にします。

7.servantの設定を書き換えて、起動する
$ vi ~/servant/config.properties
※cwでインサートモードにしてNanoの委任秘密鍵を貼り付ける。

$ cd /home/nem/servant
$ nohup ./startservant.sh &

8. 新しいNanoの委任公開鍵を設定したことをコアにメッセージ送信する
下記を参考に。
https://forum.nem.io/t/nem-supernode...ogram/1735/998

送り先: NALICE-PFLZQR-ZGPRIJ-TMJOCP-WDNECX-TNNG7Q-LSG3
メッセージ: 例) change (SN名)'sPublic Key (NCCの委任公開鍵) to (Nanoの委任公開鍵)
※メッセージ例はテキトー、これで伝わりました。

設定に問題なければ、
https://supernodes.nem.io/
の自分の今までのSNが「Deactivated」になり、新しいSNとして新規に登録されます。

9.NCCをアンインストールする
PCからNCCを削除しておさらばしましょう。さようならNCC、こんにちはNano。

以上で、Nanoへの完全移行は完了です。お疲れさまでした。

追伸:
前にもKataribeで触れましたが、XEMに投資する上でNEMの技術を体感することはとても大事だと 思っています。私も昔は今動いているものを変に動かすとSNが壊れるんじゃないか、ウォレットが壊れてXE Mがなくなるんじゃないかとびくびくしてました。勇気ある行動の先には必ず新たなNEMの発見があるはずで す。万が一壊れても日本にはNEMの歴史に名を刻んだ最強の水無さんはじめサポーターがいますので、ぜひ他 のNanoの機能にも触れてほしいと思っています。長文で失礼しました。

kimkim ()
どなたか教えてください。
こちらのフォーラムで02-06-2017, 03:55 AMに記載があった通りの状態になっております。
(「If you was already harvesting using Nano and your local storage have been erased, select the node you was using to restore app status. (Your harvesting did not stop).」というエラー文言が出ます)
なので、「NCC側でDEACTIVATEして委任を解除してNano側で再度委任状態をACTIVATEにして ハーベスト再開(推奨)」というのを試したいのですが、そのやり方がわからずです。
どなたか方法をご教授いただけないでしょうか?

mizunashi ()
委任解除と再度委任するには、それぞれ6時間程度かかります。委任解除時には、おそらくDeacvatin gと表示されており6時間経過後にDeavtiveになります。
エラーメッセージから、正確には、ハーベスティングを依頼するノードを以前のノードにするば、一応動くとは 思いますが、実質今後使いづらくなるので、Deligatedアカウント(Remoteアカウント)は移行 した方がいいでしょう。
最初からやり方を知りたい場合は、もう一度こちらに書き込み下さい。説明させていただきます。
上記に細かな説明がありますが、スーパーノード向けの記事になっていますので、クライアント向けに説明しま す。
また、以下の情報をお願い致します。
・NCC普通に使える状態のままのこしてありますか?
・NanoWalletもインストールがすんでいますか?

kimkim ()
早急なお返事ありがとうございます。

最初からやり方を知りたいです。

現状ですが、
・NCC普通に使える状態のままのこしてありますか?
(多分ですが)はい
・NanoWalletもインストールがすんでいますか?
はい

です。

よろしくお願いいたします。

mizunashi ()
まず、NCCのTOP画面にアクセスします。

2017-05-20 10.44.41.png


委任がされている事を確認してください。
左側の赤矢印をクリックすることで、NCCのDeligatedアドレスを無効にできます。
6時間かかりますので終わるのを待ちます。

この間に、ウォレットをNanoWalletに移行しておきます。
NCCからJSONファイルを書き出し、NanoWalletのウォレットインポートでアカウント情報を取り込みます。


2017-05-20 10.57.07.png


NanoWallet Top画面

2017-05-20 10.59.45.png


取り込んだ後は、ウォレットを選択し以前のパスワードを入力します。
最後にサインインします。

2017-05-20 11.03.04.png

ここで、JSONデータだったものをNanoWalletの形式(.wit フォーマット)に変換するために、次の画面が出ます。

2017-05-20 11.07.36.png

パスワードも入力されている状態ですので、そのままアップグレードボタンを押してください。

(画像が5枚という制限がある様なので、次に続きます)

kimkim ()
ありがとうございます

mizunashi ()
直ぐに次のメッセージが現れ、NanoWallet形式のバックアップファイルを保存するメッセージが現れ ます。
このファイルはバックアップファイルとなりますので、安全な場所にバックアップしてください。

2017-05-20 11.10.00.png

NanoWalletのアカウント移行作業はこれで終わりです。

では、NCCでDeligatedアカウントを無効にしてから6時間経った後の処理です。
NCCはもう必要ありません。ここからはNanoWalletの作業となります。

メニューから、「サービス」→「デリゲートハーベスティング(委任)」にある、「デリゲートハーベスティン グ(委任)」のページを開きます。
以下の画面が表示されます。

image_161.jpg

ここで、リモートステータスが、「無効」と表示されているはずです。
これを有効にする為に、パスワードを入力して送信ボタンを押します。
トランザクションが受理されると、「無効」から「有効化中」に変わります。
6時間後に、「有効」となるまで暫く待つ事になります。

Deligated Account(Remote Account)が有効になりましたら、次は、ハーベスティングの設置を行います。

2017-05-20 11.36.17.png
現在は、ハーベストの状況が「無効」になっていると思います。
Vested Balanceが1万未満ですと、ハーベストのメニューが表示されませんが、1万以上だとこのページの一番 下にメッセージが表示されます。

私の私的な事ですが、10000XEM以上持てる資金がありませんので、そのスクリーンショットを貼る事は できませんが、
ハーベストをどのサーバに依頼するか?という事と、ハーベストをスタート又はストップするメニューが追加さ れます。

1台のフルノードでは、数台程度しかハーベストを受け付けていませんので、ハーベスティングを受け付けてく れるノードを探し、ハーベストをスタートさせれば問題ありません。
また、フルノードが再起動しますと、ハーベストが中断してしまいますので、なるべく安定したノードを選んだ り、日々ハーベストが動いているか確認する事も大切です。

My XEM Address: NCVGXT-CV7YYG-CUTOWR-SEALEV-HVTDFR-J54BQY-DKTI

kimkim ()
ありがとうございます、別件のため夕方ごろいただいた方法でトライさせてもらいます

kimkim ()
あと大変申し訳ないのですが、NCCの立ち上げ方(私が使っているのはMacです)について、しばらくぶりなのでどなたかお教えいただけると嬉しいです

kimkim ()
すみません、再度になりますが、どなたかNCCの立ち上げ方を教えていただきたいです

Tanugami ()
後日補足:同じ問題で悩む方へ

>正常であればNCCとNanoとで委任アカウントは一致するということですね。

とありますが、
本件、ざっくり説明すると、

『NCCで作られた委任公開鍵/秘密鍵と
 NanoWalletで作られた委任委任公開鍵/秘密鍵は違うので
 同じアカウントをNano側に移行しても
 NCCで既に委任ACTIVATEしていた場合は
 Nano側で継続してハーベストができなかった』

という結論です。

なので、回避策としては

1.NCC側でDEACTIVATEして委任を解除してNano側で再度委任状態をACTIVATEにしてハーベスト再開(推奨)
2.NCC側で委任ハーベストしているので放置しておく
3.Nano側でNCCの委任公開鍵を手動でDEACTIVATEして再度NanoでACTIVATEしてハーベスト再開(非推奨)

のいずれかになります。

3は別の公開鍵を入力してしまうミスが多いようですので、
1か2で対応するのがよいと思います。