NanoWallet 3種類のウォレット生成機能に関して

MIJ ()
ブログに書いたもののを転記しておきます。
http://cryptocurrency.muragon.com/entry/8.html


== 以下転記 ==



3種類のウォレット作成画面


 NanoWalletを初めて使うとき、また、モバイルウォレットやNCCなどからウォレットを移植すると きに遭遇するウォレット作成画面ですが、NanoWalletには3種類のウォレット作成法があるので、そ れぞれ説明していきます。



■シンプルウォレット
 初めてウォレットを作成するときはこのシンプルウォレットで良いでしょう。但し、このシンプルウォレットで 生成される秘密鍵はNCCで生成されるものよりセキュリティのレベルが低い危険性があります。技術的な説明 は省きますが、その旨、生成画面にもしっかりと注意書きが書かれています。



■ブレインウォレット
​​​​ シンプルウォレットと似たようなものかと考えてしまいますが、ブレインウォレットを使用するときは特別な注 意が必要です。

 ブレインウォレットのパスフレーズは、シンプルウォレットのパスワードと違い、パスフレーズそのものが秘密 鍵と直接結びつきます。そのため、注意書きにもありますが使用するときはとにかく長く(最低40文字以上) 、できるだけランダムなパスフレーズを使用しましょう。
 このパスフレーズが盗まれることは資産が盗まれることを意味します。

 個人的にですが、私はあまりブレインウォレットを使用することはないです。



■プライベートキーウォレット
 プライベートキーウォレットは秘密鍵を指定してウォレットを作成することが出来ます。主にモバイルウォレッ トを移植したり、NCCで生成したウォレットの秘密鍵を直接使用してウォレットを移植 するときに使用される機能だと考えてよいです。



■結局、どれを使えばよいのか
 取引所での保管をやめて、初めてNEMのウォレットとして使用したい時にはシンプルウォレットを、他のウォ レットから移植したい時にはプライベートキーウォレットを使用すると良いでしょう。

 もちろんブレインウォレットを使用しても構いません。ランダムな、とても長いパスフレーズを使用した場合、 そのブレインウォレットはセキュリティ的に優れているものとなるでしょう。
(ログインする時にパスフレーズを全て打ち込むので、ログインが大変にはなりますが・・・)




結局のところ、何を保管しなくてはならないのか

 NanoWalletで資産を保管する上でバックアップを取らなくてはならないものは主に3つです。
  1. 秘密鍵 (最重要。必ずオフラインで保管すること)
  2. パスワードまたはパスフレーズ (同じく最重要。必ずオフラインで保管すること)
  3. ウォレットファイル:拡張子wlt (バックアップは複数箇所に分散して保管することを推奨)